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お客様より~女川町「石投山」登山レポート~

お客様の登山レポートをシェアさせていただきます?

 

環境省がコース設定や整備などを進めている、太平洋沿岸をつなぐロングトレイル「みちのく潮風トレイル」。

女川ルートが開通したこともあってか、最近トレッキングスタイルのお客様を多く見かけます。

 

今回、いつもご利用いただいているお客様が女川町の『石投山』のルートをレポートしてくださいましたのでご紹介させていただきます。

 

★Hiro -Saiki さま(@tsubame92)のInstagramでの投稿です↓

https://www.instagram.com/p/CQFzsl0HILg/

https://www.instagram.com/p/CQF2FKYnPSC/

 

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昨日,女川の石投山(455メートル)に登ってきました。
神戸の山と比較すると,菊水山よりも少し高く,鍋蓋山よりも少し低い,といったところですが,
付近を航行する船の目印になったという端正な三角形の山姿と,山頂に近づくにつれて急登が連続するのが印象的な山でした.
以下,忘備録的に山行記録です.

 

1枚目:
山神碑のある広場の奥,小川を渡河すると登山口.

 

2枚目:
尾根に取りつくと,南西に昨年登った黒森山が見える.標高230メートル付近まで急登が続く.

 

3枚目:
ややなだらかな登りが続いた後,標高330メートル付近から山頂まで見上げるような急登.
その急登が始まってすぐ,上部に向かって枝の広がったアカマツが印象的.

 

4~6枚目;
山頂,東方向に御前湾と出島(?)が望める.
写真にはないが,メールボックスがあり,備え付けのノートに登山記念などのメッセージを書き込めるようになっているそう.
次は書き込むぞ.

 

7枚目:
標高414メートル付近,浪板海岸方面と女川方面への分岐は判りづらく,一度通り過ぎてしまった.
標高340メートルのコルからの急登が終了する地形の変化を見落とさないようにしたい.
左側の樹木に付いている林野庁の赤い管理票と,「みちのく潮風トレイル」の青リボンと赤リボンが付いた杭が目印.
視線を右に移すと,赤リボンの付いた木があるので,そちらに向かうと広い尾根道が現れる.

 

8枚目:
気持ちの良いなだらかな尾根道.
普通車ぐらいなら通れそうなほど広い.

 

 

9枚目:
宮ヶ崎方面との分岐.
ここは道標に従わず右折.

 

10枚目;
女川町総合体育館が見えた.
獅子舞か,それとも女川の和太鼓団体さんの練習か何かだろうか,和太鼓の音が聞こえてきた.
このまま緩急を3回繰り返しつつ高度を下げると,1枚目の写真付近,登山口(山神碑)に程近い林道に出て下山となる.

 

 

今回の山行目的は「地形図の読み解き」と「実地での地形図とコンパス(方位磁針)の使用法を学ぶ」ことでした.

▼「地図の読み解き」
あらかじめ2.5万分の1地図(地形図)を準備しました.
勾配の緩急や,ピーク(高い所)とコル(低い所)の位置,道の分岐の箇所や要注意箇所(尾根の分岐・急な箇所)をチェックしておいて,実地でそれを突き合わせることを行いました.

▼「実地での地形図とコンパスの使用」
いわゆる「山座同定」(さんざどうてい).
2.5万分の1地図とコンパス(方位磁針)を利用し,
現在地から見える山頂や鉄塔などから,現在地の推定と,
現在地から見える山の名前と方角を推定する演習を行いました.

 

なので,今回は山行中は地形図および手書きの概略図とずっと睨めっこでした.ピークやコルを通過するたび,あるいは勾配が変わるたびに現在地とその標高をGPSと突き合わせてチェック.枝尾根の発生地点と思われる場所も注意深く観察し,やはり地形図とGPSとを突き合わせてチェックしました.

 

本来,地図上で現在地を見失うのは避けるべきですが,地図上で現在地を見失うこともなく,勾配の変化もおよそ予想通り.
1か所、分岐が不鮮明で判りにくかったけれど,これも地形の変化から「分岐を通り過ぎてしまった、戻らなければ」と直ぐに判断できました.

 

事前に地形図で入念に下調べをすることは,道迷いや,危険個所での転滑落等の事故防止にも役立つので,今後も他の山でも実行します.
まずは近場の山から…あとは,もう少し筋力を付けなければ。

 

趣味半分でやっていることなので全く素人ですが,
下山後に補足を書き入れた概略図(1枚目)と,

 

下調べ時に地形図を参考に描いた概略図(2枚目)です.

 

 

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また、投稿者の@tsubame92さまより

⚠️安全に関わる内容として、
「登山される場合は、事前に地形や登山ルートを入念に下調べし、登山届の提出やご家族への周知をしていただくこと」
「登山に適した服装と十分な装備で行かれること」
「クマが生息しているので、熊鈴が必要であること」

を明記してほしいとのことでした。

 

安全に登山を楽しみたいですね?

最後までお読みいただきありがとうございました?